オーストラリア語学研修について
オーストラリア語学研修は、海外に実際に足を運ぶことで、英語におけるコミュニケーション能力の向上を目指すと共に、多文化理解を深め、新しいものの見方を得て、主体的に行動する力を育成するきっかけとすることを目的としています。今年は、8月16日から10日間、1・2年生25名がホームステイをしながら現地の高校に通い、英語の授業を受けたり、現地校生徒と交流したりしました。参加生徒の日記を紹介します。
1日目(8月16日)
今日は急遽成田で一泊することになって内心焦っていたけどすごく貴重な体験になりました。台風の影響で飛行機が揺れて怖かったけど無事に成田空港に着いてよかったです。旅行会社の方々にはとても感謝していて臨機応変に対応してくださりありがとうございます。今後も急な予定の変更があっても私も臨機応変に対応できるようにしたいです。
今日は台風の影響でオーストラリアに行くのが延期になってしまい気分が落ち込んでいましたが、みんなと一緒に必死でキャリーケースを抱えて階段を下りたり、部屋でお菓子をそれぞれ持ち出してパーティーをしたり、話をしながら食事をしたりできてとても楽しかったです。また空港では、自動販売機の使い方に困っていた外国の人と話す機会があり『Nice』で意思疎通できました。日本を越えて仲良くできた気がします!
2日目(8月17日)
初めての国際線の飛行機ということで長い間飛行機に乗っていられるかなと思っていましたが、海外の映画などを多く見ることが出来たので、あまり退屈になることはありませんでした。ブリスベン空港に着いた時には日本語が一切なくて初海外を実感しました。ホストファミリーもとてもいい人で充実した留学生活が送れそうなので楽しみです。
今日は、初めて飛行機でオーストラリアに行き、日本との違いに驚きました。まず、当たり前ですが、空港に着くと、周りは外国人ばかりで、移動の指示の表示も外国語のみでした。また、飛行機に搭乗中は、CAの方も外国人で、英語でコミュニケーションをとらなければならず、心配をしていましたが、難なく意思表示、意思疎通が出来たので、安心しました。また、今日はホストファミリーと対面をし、ペアの友達と食卓を囲んで会話をしました。思っていたよりも英語が聞き取れず、笑って流してしまった部分があったので、明日からは、誤魔化さずに聞き返して、受け身にならないようにしていきたいです。
3日目(8月18日)
今日は初めて1日オーストラリアで過ごしました。昨日からあった緊張とちょっとした発音の違いからか、思うように会話をすることができなかったけど充実した1日になりました。完璧な英語ではないけど、朝食が多いということと、トマトが嫌いで食べられないということを自分で伝えることができました。朝食後はゴールドコーストに連れて行ってもらいました。写真や動画とは全く別物でとても人が多く、水や景色が綺麗でした。昼食はリゾート地でホストマザーが作ってくれたサンドイッチとポテトを、夕食はサラダとミートパイを食べました。まだまだ慣れないけれど、様々なことに自分から挑戦していきたいです!
今日はホストファミリーと過ごす日でした。まず、ゴールドコーストへ行き、ビーチで飛行機のショーを見ました。戦闘機が綺麗な列を作り、大きな音を鳴らしながら空を飛んでいました。うるさすぎて耳が裂けそうになりました。その後ホストファミリーが一部屋買っているリゾートへ行きランチを食べました。サンドイッチとポテトを綺麗なプールの脇で食べてここに住みたいなと感じました。これらのオーストラリアでの経験は日本とは全然違い、衝撃を与えてくれました。いよいよ明日学校が始まるのでとてもワクワクしています!
今日はホストファミリーと自由に過ごせる時間だったので、ゴールドコーストに行きました。ゴールドコーストではビーチに行き、そこで飛行機のショーを見ました。それはとてもすばらしく、きれいな列になり大きな音を鳴らしながら飛行していました。その後、ホストファミリーの契約しているリゾートに行って、そこで昼食をとりました。昼食はホストファミリーが作ってくれたサンドウィッチとりんごとポテトでした。サンドウィッチはチーズとサラミが入っていてとても美味しかったです。本当にホストファミリーが作る食事は美味しいので、つい食べすぎてしまいます。明日からは学校があるのでそれも楽しみです。
4日目(8月19日)
今日は、初めてオーストラリアの学校に行って英語の授業を受けました。オーストラリアの学校は日本と違って色々な学年の人がいてとても面白かったです。英語の授業では、ビンゴや、便利な表現を習いました。また、昼休みに、生徒の子たちと話して一緒にご飯を食べ、日本の文化を紹介しました。折り紙や、けん玉に興味を持ってくれて、一緒に遊びました。みんなすごくフレンドリーで話しかけたら、笑顔で答えてくれるのでとても嬉しかったです。ホストファミリーとは、昨日よりもコミュニケーションをたくさんとれました。行ったことがある国の写真を見せてくれました。明日もコミュニケーションを大切に頑張ります。
今日は学校初日だった。英語の授業ではビンゴ、双六、便利な言葉を学んだ。モーニングティーとランチタイムの時間で生徒に対して話しかける時間があった。すれ違う際にhiやこんにちはと声をかけてくれる生徒が大勢いた。明日から授業が始まるので、聞き取りを頑張ってノートをたくさん埋められるようにしたい。ホストファミリーと初めて会った日はyesとOKしか言うことができなかったけど、帰りの車で勇気を出して話しかけてみたらたくさん質問や相槌をしてくれて嬉しかった。夕食やその後にももらった本を基に話すことができた。
5日目(8月20日)
今日は初めてバディーに会い、バディーと一緒に1日授業をまわり、Brisbane Christian College の生徒の一日を体験できました。今日の経験は全てが新しくてとっても刺激になりました。初めて中国語を勉強して、オールイングリッシュで数学や地理などの授業を受けました。内容を理解するのはとても難しかったけれど、内容を推測しながら受けました。また、移動教室の際にバディーが私に向かって快く挨拶してくれたり、授業のアクティビティ中、困ってしまった私に話しかけて教えてくれたりました。オーストラリアの人はとてもあたたかくてフレンドリーで、街やショッピングモールでも同じようにあたたかい人が多くとてもいいなと思いました。家に帰ると8歳の子が通っている日本で言うところの柔道のような教室に参加させてもらいました。初めて体験してとても面白かったです。
今日は学校2日目で、初めて自分のバディーと会いました。自分から話しかけるとフレンドリーに答えてくれるので、待つのではなくて自分から質問して、話題を振ることが会話をするための大事なことだと気づきました。また、今日は実際に授業にも参加しました。日本とは違って、オーストラリアでは自分のノートパソコンを持ち歩いて、いろいろな教室で使いました。そしてどの授業でも生徒たちが自由に自分らしさを全開にして生き生きと活動している姿を見て、私は良いなと思いました。私も、彼らのようにもっともっとオープンに自分らしさ全開にできるようになりたいと思いました。学びの多い充実した1日でした!
6日目(8月21日)
今日は1日ブリスベン内の様々な場所へ行きました。ゴールドコーストのビーチ、ワイルドライフサンクチュアリー(動物園のような所)、グリフィス大学へ行きましたが、全ての場所で沢山英語を話すことができました!特にサンクチュアリーでは様々なオーストラリア特有の動物たちに出会えました。実際にカンガルーやエミューに触ることができて、ウォンバットやコアラといった特有の動物たちを見られるのはオーストラリアだけなのでとても貴重な体験ができて嬉しかったです!また、アボリジニの踊りや様々な種類の鳥たちによるパフォーマンスも見ることができたのですが、何れもここでしか見られない貴重な体験でした!!
今日は大学、ビーチ、動物園に行きました。初めに大学に行って大学生にキャンパスツアーをしてもらいました。大学にはたくさんの国の人がいてとても興味深かったです。なかなか海外の大学に実際に行くことはないので貴重な経験だと思いました。その後ビーチとショッピングに行きました。ビーチでみんなとバレーをしました。朝は霧があり天候が不安でしたがとても晴れていてよかったです。しかしバレーをたくさんしてしまったので、あまりショッピングをする時間がありませんでした。動物園ではカンガルーやエミューなどに触れることができて、日本では考えられないような経験ができました。そして今日の出来事をホストマザーに写真を見せて伝えることができたので、これからもうまくなくても伝えるということを意識しながら楽しく英語を使って過ごしていきたいです。
7日目(8月22日)
今日は現地の英語の先生と西尾高校のみんなでの授業でした。朝はいつものように、みんなとバレーをしました。みんなでいろいろな運動をすることがとても楽しかったです。今日は、本のキャラクターのコスチュームをする日らしく、有名なアニメキャラも参加していました。たくさんの知っているキャラクターがいて嬉しかったし、日本のキャラクターの子に話しかけて広がる会話も楽しかったです。授業ではオーストラリアについてのクイズやプレゼンテーションをしました。少し難しかったけど、オーストラリアについて知ることが出来ました。最後にドロップベアという人狼のようなゲームをして終わりました。ホストマザーに迎えに来てもらったあと、ショッピングに行きました。みんなでステーキ食べました。そしてダイソーに行くとほぼ日本語で、ダイソーブランドのバックもあり驚きました。
今日はみんなで現地の英語の先生の授業を受ける日でした。朝登校すると、現地の人の格好がいつもと違っていて、なんだろうと思ったらブックウィークという本のキャラクターのコスチュームをする日でした。日本にはない文化だったので新鮮に感じました。今日の授業はチームでやるものが多くて楽しかったです。日本から一緒に来た後輩との距離が縮んでいる感じがして、うれしいです。また、プレゼンテーションはいつもと違い、真剣に取り組むことができました。そのときにやったオーストラリア版の人狼で、まさかの人狼をひいて序盤に殺されるという失態をしました。でも結果的に勝ったし、楽しかったからALL OKです。学校のあとはショッピングに行きました。日本の友人と合流してステーキを食べました。食べながら、日本食について話していると母の作るご飯が食べたくなりました(特に豚汁です)。明日はお別れ会があります。頑張ります。
8日目(8月23日)
現地校で過ごす最後の日の朝、学校でオーストラリアの生徒さんたちとバスケをしました。あちらから声をかけてくれたので、最初は戸惑ったけど、嬉しかったです。言葉はうまく伝わらないし、テンポよく喋ることは出来なかったけど、笑顔や言葉、態度で「いっしょにバスケが出来て嬉しい」ということは伝わったかなと思いました。スポーツはルールさえわかっていれば、言葉が伝わらなくても楽しむことは出来るので、とてもいいものだなと改めて実感しました。お別れ会では、自分たちがやろうとしていた消しゴムゲームは出来なかったけど、バディーと更に交流できていっしょに笑い合えたので結果オーライでした!日本人とは異なり遠慮をせずに、全力で楽しめるところが、素敵だなと感じました。オーストラリアの学校で過ごして感じたことは、男女の壁がほぼ無く、留学生に対してもフレンドリーだということです。海外の人はノリがいいし、愛情深いので、日本人もそうなれたらなと思いました。今回、オーストラリア研修に参加しなかったら、海外の良さを肌で感じることは出来なかったし、オーストラリアの友達を作ることも出来なかったので参加できて本当に良かったです。そもそも普通の旅行では、学生さんと過ごして仲良くなるなんてことはなかなかないと思うので、とてもいい経験ができたなと思いました。明日がオーストラリアにいられる最後の日なので、最後の最後までオーストラリアを感じたいと思います。
今日は最後の学校に行く日でありスポーツデーでもありました。バスケットコートにたくさんの生徒と先生がいて開会式みたいなことをしていました。でも僕たちは普通の授業を受けました。図書室に行ってバディーを待ちました。1、2限は地理でバディーとその友達と仲良く話しました。4限は簡単な数学をやって友達のバディーとも話して仲良くなりました。ランチタイムはみんなで部屋に集合してフェアウェルパーティーをしました。目隠しチャンバラしていた人たちは思っていた以上に激しい戦いになっていて面白かったです。楽しんでいたように見えてよかったです。6限は難しい数学で、三角形の証明をしていて、海外の証明は難しいと感じました。放課後にバディーとお別れの時間が来て悲しくなりました。またいつかバディーと会いたいと思いました。家に帰って荷物をキャリーケースに詰めました。その時ほんとうに終わったのだなと改めて実感しました。夜ご飯は、川の近くのレストランに行きました。ずっと食べたかったフィッシュ&チップスを食べさせてもらいました。とても美味しかったです。またいつか来たいと思えた旅でした。
9日目(8月24日)
今日の朝、ホストファミリーと一緒に朝ごはんを食べに行きました。思い出の話を話しながら、楽しく過ごしました。集合時間になって、お別れの時が来ると急に寂しくなりました。短い期間だったけれど、ホストファミリーのおかげで成長できて本当に楽しかったなと思いました。一番成長したなと感じた事は、ビーチに行った時、海外の方に声をかけられた事です。日本が大好きな方で、英語と日本語を使ってコミュニケーションをしました。現地の生活を実際に経験してみて、カルチャーショックとか大変なことが多かったけど、それも含めいい経験でした。最初の日と比べてみると、英語力ももちろんですが、自分から積極的になる力が身についたと思います。オーストラリアから日本に帰ってきて、日本の魅力も違う視点から発見することができました。トイレやご飯など、今まで当たり前と思っていたことのありがたみを感じました。オーストラリア研修に参加できて、とても良かったです。
今日はホストファミリーと過ごす最後の朝でした。ホストマザーおすすめの店に朝食を食べに行き、最後の時間を楽しみました。お別れのときはとても悲しかったです。最後の最後でハグをしたら涙が出てきました。みんなもそれぞれファミリーとの別れを悲しんでいて、涙目になっていました。お別れした後はバスでサウスバンクに行って美術館や博物館を見学しました。ショッピングもできて、オーストラリアっぽいお土産をたくさん買えました。空港に着いて、現地の英語の先生とお別れをしました。悲しかったです。ブリスベン空港ではティムタムが買えませんでしたが、シドニー空港では買えてよかったです。久しぶりの日本に帰れて嬉しいけど、寂しい気持ちが大きいです。
10日目(8月25日)
帰りの機内ではずっと映画を見ました。夜の一時くらいに外を見ると、空一面に雷が光っていて、恐ろしかったです。僕は寝られなかったけど、友達は爆睡していたので少し寂しかったです。午前6時に羽田空港に着いてようやく日本を感じられました。スーツケースを受け取る際に、ビーフジャーキーを買った友達は全て没収されていたので気をつけようと思います。最初は不安だったけど、先生や友達に支えられて、充実した10日間になりました。一瞬だったかもしれないけど、一生語れる経験になりました。
今日はとうとう日本に帰る日でした。このオーストラリア研修は楽しすぎてとても一瞬のように感じました。でも多くのことを学んで経験する事が出来ました。はじめは、思っていたのと違うところだらけで、不安だったけど、たくさんホストファミリーや学校の生徒たちと英語で話して、意思疎通できることの喜びを感じる事ができました。最後の方には英語でコミュケーションすることにもすっかり慣れて、純粋に英語で話すことが楽しいな、と思いました。そんなこの研修も今日で最後、ホストファミリーや現地の生徒、そして愉快な仲間と先生たちと過ごした10日間はたくさんの学びや喜び、笑いがありました。僕はこの研修に参加できて本当に良かったと思いました。